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『夜桜を見上げながら、想う君』



盛りを過ぎようとする。


夜桜を見上げながら。



ぼくは、君を想う。



桜の花が、散ったとしても。


ぼくは、その色の艶やかさを想うことが出来るから。



花の色は、一瞬ではなく。


ぼくの心に、永遠に残るように。



君への、想いも。


そう。


きっと、同じだと信じられるから。



『夜桜を見上げながら、想う君』