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『ぼくと君の温度差』
君の声が聞きたくて。
君の温かい言葉が欲しくて。
ぼくは、君に電話をしようとして。
だけど、いつも躊躇してしまう。
ぼくの君に対する気持ちと。
君のぼくに対する気持ち。
その温度差に、いつも気づかされるから。
だから、ぼくは。
いつも君に、電話するのを躊躇してしまっている。
そんなことを考えながら。
ぼくは独り、カフェで。
温かいキャラメルラテを飲んでいた。
そのとき。
突然、君から電話が掛かって来た!
うわっ!
マジですか!?
ぼくは、急いでカフェを出ながら。
君と、とりとめない話をする。
なぜ君が、ぼくに電話をくれたのか?
まぁ、そんなことはどうでも良くて。
君が、ぼくに電話をくれたことが。
ただただ、嬉しかった。
だけど……。
君と交わす言葉の熱さが。
なぜか、以前とは違っていて。
ぼくは、自分の気持ちの変化に愕然とする。
君のぼくに対する気持ちの温さが。
ぼくの君への気持ちを変えてしまっていた。
人の気持ちなんて簡単に変わる。
ぼくは、君の声を聞きながら。
ぼくと君の温度差を感じていた。
以前とは、逆転したかもしれない。
そんな、温度差を……。
『ぼくと君の温度差』
了