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それから宇賀と圭子は、楽しく話をした。
まずは、ビール。
そして、白ワイン。
イタリアンをベースにした無国籍風の料理は、とても美味しかった。
宇賀と圭子は、いつの間にか昔からの知り合いのように打ち解けていた。
「ねぇ、満さん……満さんは、いつ結婚したいと思ってるの?」
圭子は冷静なフリをして、そんな風に宇賀に訊いた。
「そうだな……良い相手が現れたとき、かな……。俺は、そんなタイミングを待ってる……」
宇賀はグラスのワインを飲み干しながら、意味深な笑顔を浮かべた。
「ところで圭子は、良い相手見つかりそうなの?」
宇賀のそんな言葉に、圭子は混乱していた。
これって、わたしの反応を確かめてるのかな?
やっぱり、そうなのかな……。
きっと、そうだよね……。
圭子もグラスのワインを飲み干して、意を決して宇賀に言った。
吉田桂子が古田桂子を演じます!
『吉田 桂子のひとり芝居 3