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「あ、あぁ……乾杯!」
宇賀は圭子のそんな言葉に気おされたように、もう一度グラスを重ねる。
チンッと、もう一度グラスが鳴った。
「ねぇ、宇賀さん……ううん、満さんって呼んでも良い?」
圭子は自分でも少し無理をしながら、そう言ってみた。
やっぱり、ここは積極的に行かないとねっ!
「いやぁ、あの……いいけど……圭子ちゃん、今日はどうしたの?」
「あたしは、けいこって呼んで! 」
「ああぁ……はい! じゃぁ、圭子……」
圭子はドキドキしながらも、宇賀の様子をしっかり観察していた。
このひとって、積極的なオンナが好きなんだから……。
ちょっとドギマギしてるのだって、きっと楽しいんだよね!
「ねぇ、満さん……あたし、もっと満さんのことが知りたいな……」
圭子は、そう言いながら熱い視線で宇賀をじっと見つめた。
吉田桂子が古田桂子を演じます!
『吉田 桂子のひとり芝居 3