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そんなことを考えながら、圭子は両手ですくったお湯で顔をバシャッと洗う。
白馬に乗った王子様なんて、きっとどこにもいないんだ……。
圭子は、ずっとそんな風に思っていた。
誰かが、わたしを幸せにしてくれるなんてありえない……。
幸せは、自分の手で掴まえないと……。
そう。
それは、お仕事と同じように。
待っていても、いいことなんて向こうからはやって来ない。
こちらから掴まえに行かないとダメなんだから……。
パジャマに着替えた圭子は、自分の部屋に戻る。
濡れた髪をタオルで拭きながら、ケータイを開く。
えっ?
来たっ!?
ケータイには、宇賀からのメールが届いていた。
圭子は、焦りながらメールを確認する。
吉田桂子が古田桂子を演じます!
『吉田 桂子のひとり芝居』2
http://www.youtube.com/watch?v=G9KmEyiwJEg
プロローグ~第1章
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