40 『冬の訪れと、頼りない仕草と』
君の仕草が、なんとなく頼りなく思えて。
ぼくは、君のぼくに対する想いを疑ってしまった。
だけど。
それは、裏を返せば。
ぼくの、君に対する想いの頼りなさのせいだったのにね……。
そんな事実に気づくのは。
必ず、大切な刻が過ぎてしまってからなんだ。
様々な後悔と、様々な哀しみが。
今でも、ぼくの心を締め付ける。
だけど……。
そんな過去を振り返りながらでも。
ぼくは、確実に進んで行く。
いま、ぼくが想う君を。
護るために、ぼくは進む。
これから、いくつも過ぎる季節を。
君と過ごすために。
ぼくは。
きっと……。
『冬の訪れと、頼りない仕草と』
了