29 『君のために紡ぐ言葉』
ぼくは、君への想いを親指で紡ぐ。
言葉を紡ぐことで。
ボンヤリとした輪郭がハッキリするように。
ぼくは、君への想いを言葉に紡ぐ。
そうすることで、きっと。
ぼくは、自分の。
本当の気持ちに、気付くことが出来るから。
君との出逢いは、きっと偶然で。
でも、それを必然にしようとしたのは。
ぼくだけじゃない。
きっと、君の心も動いたと信じられるから。
ぼくは、君への想いを親指で紡ぐ。
君と過ごす時間が。
永遠でありますように、と祈りながら……。
『君のために紡ぐ言葉』
了