23 『七夕の夜空に願ったこと』
もしも君が、いま。
ぼくの前から、突然消えてしまったとしたら。
ぼくの人生は、きっと。
とても、つまらないものになってしまうと思うんだ。
君からのメッセージが届くたびに。
ぼくの心は、少しずつ君へと向かう。
ぼくは、自分の心にブレーキをかけようとして。
ただ冷静に、君からのメールの文字に目を落とす。
だけど。
純粋な、君の言葉に。
それでも、ぼくは。
心を動かされてしまうんだけどね……。
君とぼくとの間には、いま。
もしかしたら、天の川よりも広い。
隔たりがあるのかもしれないって、感じていた。
だけど、ぼくは思うんだ。
ひとりの人間として。
いや、ひとりの女として。
君が、ぼくと。
同じ目線で、見ていて欲しいって。
七夕の夜に。
ぼくは、曇ばかりの夜空を見上げて願ったんだ。
君を見守る勇気を。
ずっと、持ち続けられますようにって。
そんなことを……。
『七夕の夜空に願ったこと』
了