12 『先生と呼ばないで』



君は、ぼくを先生と呼ぶ。



確かに、そう呼ばれても間違いない立場になったぼくだけど。


やっぱり、なんだかくすぐったくて。


やっぱり、なんだか慣れなくて。



それに、先生と呼ばれてしまったら。


やっぱり、先生らしく振る舞わなくちゃいけない気がするし。



だから。


先生と呼ばないで。



君とぼくの立場は、いつだって対等で。


それは、年齢や経験の深さなんて関係ない。



ぼくは、君と同じ目線で。


同じ景色を見ていたい。



そう思うから……。



『先生と呼ばないで』