6 『君を大切にする、ということ』
久し振りに逢った君は。
なぜか、少し元気がなくて。
ぼくは、ちょっとだけ不安になったんだ。
もしかしたら、もう。
ぼくに、興味がなくなったのかな?って。
ぼくは、そんなことを考える。
だけど、ぼくは。
君に、ニッコリと笑いかけたんだ。
だって。
ぼくは、君のことが大好きだから……。
君と話をしているうちに。
君は、いつもの元気な君に戻っていた。
あぁ、良かった……。
ぼくは、少しだけホッとしながら。
勇気を出して、優しく君の手を握ってみた。
少しだけ、びっくりした顔を見せたあと。
君は、ニッコリとぼくに笑いかけてくれた。
ぼくの気持ちは、いま。
真っ直ぐに、君へと向かっている。
もちろん、君は。
ぼくのそんな気持ちに、気付いてくれているよね?
君とふたりで。
夜の街を、手を繋いで歩きながら。
ぼくは、君のキレイな横顔を見て思ったんだ。
こんなに純粋に、想える君を。
ぼくは、ずっとずっと大切にするよって。
でも、次に逢うときには。
ぼくは、きっと君を抱き締めてしまうんだろうなって。
そんなことも、思いながら……。
『君を大切にする、ということ』
了