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真希を帰した俺は、革張りのソファーに寝転がりながら考えていた。
俺は、どうすれば良いのだろう?
真希が、俺を愛してくれている。
その事実は、俺にとってこの上ない喜びだと思う。
だけど。
妻の妹である真希と、本当に幸せな未来があるのだろうか?
しかも、まだ妻との決着が付いていないこの状況で……。
でも、そんなことなんて。
本当は、大した問題ではないのかもしれないよな……。
だけど……。
やはり本当に、それで良いのだろうか?
真希が妻の妹であるということを。
俺たちは、本当に乗り越えられるのだろうか?
何の障害もなく始まった愛だって、簡単に壊れてしまうのに……。
俺は不安な気持ちを抱えながら、ゆっくりと目を閉じた。
そのとき、俺のケータイが振動を始めた。
メール、か……。
ケータイを開いて、メールをチェックする。
えっ?
そのメールは、数ヶ月ぶりに届いた妻からのメールだった。
件 ヒロキ……
元気みたいだね。
ヒロキのことは、真希からたまに聞いていました。
ヒロキは、わたしと別れたいんだよね?
でも、わたしはまだ正直迷っています。
離婚は、したくない。
それがわたしの正直な気持ちです。
時間を掛けて、わたしたちの事ゆっくり考えてみました。
自分の悪かったこと……。
ヒロキに気づいて欲しかったこと……。
わたしたちは、お互いの気持ちをちゃんとぶつけていなかったんだと思うの。
だから……。