俺は、その瞬間に真希を受け入れてしまったのかもしれない。



これからどううすれば良いのか?という、どうしようもない不安の中で。


唯一頼れる存在が、真希だったから。



それは、きっと真希も同じだったのかもしれない。



真希を抱き締めながら、俺はなぜか癒されていた。



その夜、真希は俺の部屋に泊まった。



ひとしきり泣いた後、少し落ち着いた真希は。


俺に謝りながら、とてもかわいい笑顔を見せた。



朝まで、真希といろいろな話をした。



真希と家族との関係や、真希が今好きだという男の話。


コロコロと表情を変える真希と話すことで、俺は確実に救われていた。



妻とは、まったく違う居心地の良さが俺には不思議だった。



外見や見た目は、そのまったく逆なのに……。



なぜ真希が、家族や姉である妻との関係を壊してしまったのか?


その理由は、良く分からないけれど。



今まで、真希とほとんど話をしたことが無かった俺は。


外見のイメージとは違う、真希の純粋さにただ驚いていた。



そして、そんな時間を重ねているうちに。


俺は、真希を愛してしまったのかもしれない。



だけど……。


俺と真希の関係は、当たり前だがとても微妙だった。



真希が妻の妹である以上、やはり。


俺は、真希を愛してはいけないと思っていた。



だけど、俺は……。