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ぼく自身が、今のぼくを好きじゃないんだ。



でも……。



「本当は、君のことがとっても大切だよ!」



ぼくは勇気を出して、そう言った。



「でも、ぼく……今の自分に、自信がないんだよ!」



ぼくは彼女に、今の自分の、本当の気持ちを告げた。



カメラマンの夢を、あきらめたこと。



でも。


本当は、もう一度やってみたいって思ってること。



彼女は、頷きながらぼくの話を聞いてくれた。



そして、優しくぼくにこう言った。



「自分で変えようと思わないと、きっと何も変わらないよ!」って。



そうかも知れないな……。



ぼくは、彼女の瞳をじっと見た。



ぼくの目を、じっと見つめ返す彼女。



そんな彼女の瞳に、ぼくは誓う。



ぼくは、一歩踏み出さなければならないって……。



そしてぼくは、彼女にこう切り出したんだ。



「分かった!これから、カメラ買いに行こう!一緒に行ってくれるよね?」