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「なんか……やっぱり、適当だよね……」



彼女は、悲しそうにうっすらと涙を浮かべていた。



そんな彼女の顔を見た、ぼくは。


それでも、何も言えなかった。



そして、しばらく時間が経ってから。


彼女は、ゆっくりと口を開いた。



「わたしのことなんか、そのくらいにしか思っていないんだ、やっぱり……」



えっ?



ぼくは、そのとき思った。


もしかしたら、彼女もぼくのことを……?



でも、ぼくは今、自分に自信がなかった。



だから……。



「ああ、そうさ。そうだけど、なに?」って。



ぼくは、本心を隠して彼女にそう言った。



「ずるい、な……。わたしの気持ち、本当は分かってるくせに……」



彼女は、ぼくの目を悲しそうに見た。



やっぱり、そうだったのか!



そのとき。


ぼくは、確信した。



間違いない!


彼女も、きっとぼくのことが好きなんだ。



でも。


こんなぼくじゃぁ、ダメだよ。



だって……。