13
「なんか……やっぱり、適当だよね……」
彼女は、悲しそうにうっすらと涙を浮かべていた。
そんな彼女の顔を見た、ぼくは。
それでも、何も言えなかった。
そして、しばらく時間が経ってから。
彼女は、ゆっくりと口を開いた。
「わたしのことなんか、そのくらいにしか思っていないんだ、やっぱり……」
えっ?
ぼくは、そのとき思った。
もしかしたら、彼女もぼくのことを……?
でも、ぼくは今、自分に自信がなかった。
だから……。
「ああ、そうさ。そうだけど、なに?」って。
ぼくは、本心を隠して彼女にそう言った。
「ずるい、な……。わたしの気持ち、本当は分かってるくせに……」
彼女は、ぼくの目を悲しそうに見た。
やっぱり、そうだったのか!
そのとき。
ぼくは、確信した。
間違いない!
彼女も、きっとぼくのことが好きなんだ。
でも。
こんなぼくじゃぁ、ダメだよ。
だって……。