9
ちょっと、びっくりしたような顔をした彼女。
ぼくは、勇気を出してニッコリと微笑む。
すると。
彼女も、ニッコリと微笑んでこう言った。
「はい。喜んで!」
ヤッター!
写真集は、ぼくが買って。
そして、彼女に貸すことにした。
「とりあえず、カフェで一緒に見ましょうよ!」
そう言った、ぼくに。
彼女は、とてもステキな笑顔で応えてくれた。
彼女オススメのカフェに、一緒に向かう。
汐留からは、少し歩くことになった。
「あのね、電話で誘ってくれないから、もう逢えないかもって思ってたんですよ……」
彼女の、そんな言葉に。
ぼくは、さらに緊張する。
「い、いや、そ、そんな。いや、ぼくも逢いたいって思ってたんです……」
わぁ、何言ってんだ!
「わたしも、そうです、よ」と、恥ずかしそうに微笑む彼女。
これって、夢?
いやいや、間違いなく現実だよ、な。
カフェに着いた、ぼくたちは。
ゆったりとしたソファーに、向かい合って座った。