彼女は、あまりの偶然に呆気に取られている。



そして。


少しの時間を置いて、クスクスと笑い始めた。



「ホントに、すごい偶然!わたし、また電話しようと思ってたんです。ちょうど良かった!」



彼女のそんな言葉に、呆然とするぼく。



えっ?


マジで?



ぼくは、彼女のそんな言葉に舞い上がっていた。



そして、ぼくは思っていた。


これはきっと、偶然なんかじゃない。



偶然に、地下鉄で出逢って。


そして。


また、運命的に彼女に出逢えた。



だから。


きっとこれは、必然に違いない!



偶然を必然に変えるためには。


ぼくは、行動を起こさなければダメなんだ!



そのとき、ぼくは。


めずらしく勇気を持てていたんだ。



きっとぼくには、もう。


チャンスなんて、巡って来ないような気がしたから……。



だから。


ぼくは、勇気を出して彼女を誘ったんだ。



「お茶でも、飲みませんか?」って……。