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「……もちろん、です。あの、今日は本当にすいませんでした!ごめんなさい!」
「ううん。も、もういいですってば!そんなに気にしないでくださいよ……」
そんな感じで、彼女とぎこちなく話始めたぼくだった。
でも。
彼女は、あんなにキレイなのに。
こんなに屈託なく笑う。
なんてことない、世間話をしながら。
ぼくの心は、とても穏やかだった。
こんな気持ちになったのは、いつ以来なのだろう?
ぼくは、彼女の声に。
確実に、癒されていたんだ。
ぼくと彼女は、かなりイイ感じで話をした。
とても、楽しかった。
だけど。
ぼくは、今の自分に自信なんてなかった。
だから、あんなにキレイな彼女となんて。
ぼくは、釣り合うはずなんかないんだって。
そんな風に、自分で決め付けていた。
ぼくは、いま。
すごく臆病になっていたんだと思う。
彼女と、もっと近づきたい……。
ぼくは、素直にそう感じていた。
でも。
やっぱり、それから先の約束なんて。
ぼくには、出来なかったんだ。