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8月31日。
子供の頃って、この日が一番イヤだった。
宿題は、早めに片付けようと計画したけど。
結局、いつもギリギリになる。
ぼくは、いつもそうなんだ。
いつも、ギリギリになって後悔する。
そんな人生を、ぼくは。
ずっと送って来たような気がしていた。
ぼくは、会社からの帰り道。
地下鉄の中で、ひとつため息をついた。
暑い、な……。
あの頃は、それでも今よりも少しはマシだっただろうか?
確かに、あの頃ぼくには夢があった。
そして、その夢は確かに叶ったはずなのに……。
ぼくは、昔を懐かしみながら。
今の、ぼく自身のことを考えていた。
味気ない毎日。
もう長いこと、彼女もいない。
ぼくは、この先どうなってしまうのだろう?
こんな毎日が、本当はイヤで仕方がなかった。
だけど、ぼくは……。
そんなことを考えていた、その時。
突然、列車が大きく揺れた!
うわぁ!
危ない!!