97


疲れた……。



確かに、この1週間は怒涛の毎日だった。



みなかみ、ソウル、軽井沢……。


ぼくは、3枚の写真に導かれるように有香を追った。



写真に込められた、その意味は。


結局、ぼくには理解できなかった。



だけど、ひとつだけ確かに分かったことがある。



ぼくは、やはり有香を愛しているという事実だ。



だけど、ぼくは。


もう一度、有香との時間を過ごすことが出来るのだろうか?



ぼくを裏切ってしまった有香と、本当に……。



いつの間にか、ぼくは眠ってしまっていた。



ハッと、目を覚ますと。


明るい日差しが、ぼくのマンションの部屋を包んでいた。



えっ?


今、何時だ!?



ぼくは、ベッドの枕元に置いた目覚まし時計を見る。



時計の針は、午後0時30分を回っていた。



ぼくは、ゆっくりとベッドから起き上がって。


窓の外を見る。



真っ青な空と海の境に。


小さくタンカーが見えた。



ぼくは、拳をギュッと握り締める。



そして、ぼくは。


ひとつの答えを出したんだ。