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疲れた……。
確かに、この1週間は怒涛の毎日だった。
みなかみ、ソウル、軽井沢……。
ぼくは、3枚の写真に導かれるように有香を追った。
写真に込められた、その意味は。
結局、ぼくには理解できなかった。
だけど、ひとつだけ確かに分かったことがある。
ぼくは、やはり有香を愛しているという事実だ。
だけど、ぼくは。
もう一度、有香との時間を過ごすことが出来るのだろうか?
ぼくを裏切ってしまった有香と、本当に……。
いつの間にか、ぼくは眠ってしまっていた。
ハッと、目を覚ますと。
明るい日差しが、ぼくのマンションの部屋を包んでいた。
えっ?
今、何時だ!?
ぼくは、ベッドの枕元に置いた目覚まし時計を見る。
時計の針は、午後0時30分を回っていた。
ぼくは、ゆっくりとベッドから起き上がって。
窓の外を見る。
真っ青な空と海の境に。
小さくタンカーが見えた。
ぼくは、拳をギュッと握り締める。
そして、ぼくは。
ひとつの答えを出したんだ。