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裏切った?



ぼくは、有香が書いたその文字に。


心が震えていた。



ぼくは、頭を2、3回振って。


ブログの続きに、目を落とす。




私は、ずっとハルとの幸せを考えていました。


だけど、私は……。



私は、自分に自信が持てなかった。


だって、ハルはまだ若いから……。



私より10歳も年下のハルにとっては。


私との未来なんて、考えられないじゃないかって。


ずっとそんな風に思っていました。




有香……。


ぼくは、有香の書いたそんな言葉に。


胸が苦しくなってしまった。



確かに、まだ21歳のぼくには。


有香との未来が見えていなかった。



ぼくは、有香に対して。


確かに、いい加減だったんだ……。




それでも、私はハルのことが本当に好きでした。


でも、だからこそ。


私は、ハルから離れなきゃって考えていたの。