27
あの日、この場所では。
全日本実業団東日本サイクルロードレースが行われていた。
2006年に始まったJ-TOURは。
実業団の最高カテゴリであるBR-1のなかでもトップの選手達が。
丸1年をかけて競い合うレースだ。
正式名称は『サイクルロードレース・ジャパンツアー』という。
2008年は、ツアー対象レースが12戦。
そのレースの着順に応じて、選手はポイントを得る。
面白いのは、すべてのレースのポイント合計で年間王者が決められるのではなくて。
多くのポイントを獲得した上位5レースのポイント合計で決められるのだ。
それは、J-TOUR対象レースと、海外などで行われる他のレースの日程が重なることもあり。
有力選手であればあるほど、J-TOURすべてのレースに出ることは不可能になるからだろう。
そして、ツール・ド・フランスでは「マイヨジョーヌ」という黄色いジャージで。
現在のトップの選手が分かりやすくしてあるが。
J-TOURの場合は、同じ意味で「ルビーレッドジャージ」がトップの選手に与えられる。
つまり、最終的にルビーレッドジャージを所有した選手が年間勝利者となる訳だ。
2006年、2007年と、チームミヤタの鈴木真理(しんり)選手が。
2年連続で、ルビーレッドジャージを獲得していた。
チームミヤタは、残念ながら2007年で解散となり。
ミヤタの選手たちは、各チームに分かれて移籍することとなった。
鈴木真理選手は、ミヤタの栗村修監督とともに、スキルシマノに移籍した。
2008年J-TOURは、3年連続で鈴木真理がルビーレッドジャージを獲得するのか?
それとも、他のベテラン選手が獲得するのか?
それとも、若手の台頭があるのか?が話題となっていた。
ぼくは、そんなことを考えながら。
もう一度、スタート&ゴール地点をじっと見つめた。