42 『寂しさの伝染』
ボーっと独り、マンションの部屋で長い夜を過ごしていると。
君からのメールが届いた。
Sub : 夜遅くに
突然ごめんね。
なんか寂しくて……。
君が、そんなメールを送ってくるなんて初めてだったから。
ぼくは、ちょっと心配になって。
すぐに君に、返事を返そうとしたんだ。
ぼくは、そのとき。
なんとなく、君がぼくにメールを送って来た訳が分かっていた。
寂しい思いをさせているのは、きっと。
アイツのせいだ。
ぼくには、分かるんだ。
だって今まで、ぼくは。
そんな、アイツと同じように。
周りにいる女の子たちに、きっと。
ずっと、寂しい思いをさせて来たんだから……。
ぼくは、ひとつため息をついて。
ゆっくりと、ひざを抱える。
ほんの、ちょっとした思いやりが足りないだけでも。
相手に、ものすごく寂しい思いをさせてしまうのに。
そのときは、そんなことには気付かないで。
そして、後になってから後悔してしまう……。
そんな、取り返しのつかない失敗を。
ぼくは、何度も繰り返して来た。
そして、同じように。
何度も、そんな思いを。
ぼく自身も、して来た。
君に伝える言葉を、慎重に選びながら。
ぼくは、君との過去を回想する。
ぼくは、本当は。
君に、慰めの言葉を掛けるような。
そんな、偉そうな立場ではない。
だけど、今は。
君への罪滅ぼしとして、必死で言葉を選んでいた。
うん。
ぼく自身も、強烈な寂しさを感じながら……。
『寂しさの伝染』
了
ボーっと独り、マンションの部屋で長い夜を過ごしていると。
君からのメールが届いた。
Sub : 夜遅くに
突然ごめんね。
なんか寂しくて……。
君が、そんなメールを送ってくるなんて初めてだったから。
ぼくは、ちょっと心配になって。
すぐに君に、返事を返そうとしたんだ。
ぼくは、そのとき。
なんとなく、君がぼくにメールを送って来た訳が分かっていた。
寂しい思いをさせているのは、きっと。
アイツのせいだ。
ぼくには、分かるんだ。
だって今まで、ぼくは。
そんな、アイツと同じように。
周りにいる女の子たちに、きっと。
ずっと、寂しい思いをさせて来たんだから……。
ぼくは、ひとつため息をついて。
ゆっくりと、ひざを抱える。
ほんの、ちょっとした思いやりが足りないだけでも。
相手に、ものすごく寂しい思いをさせてしまうのに。
そのときは、そんなことには気付かないで。
そして、後になってから後悔してしまう……。
そんな、取り返しのつかない失敗を。
ぼくは、何度も繰り返して来た。
そして、同じように。
何度も、そんな思いを。
ぼく自身も、して来た。
君に伝える言葉を、慎重に選びながら。
ぼくは、君との過去を回想する。
ぼくは、本当は。
君に、慰めの言葉を掛けるような。
そんな、偉そうな立場ではない。
だけど、今は。
君への罪滅ぼしとして、必死で言葉を選んでいた。
うん。
ぼく自身も、強烈な寂しさを感じながら……。
『寂しさの伝染』
了