40 『偶然、気付かされた気持ち』
いくら、実際の距離が離れていても。
心の距離には、関係がない。
そんなことをぼくは、いつも実感するんだ。
ほんの、少しの言葉のやり取りだけで。
ぼくは、君の悲しい心を感じてしまった。
そして、なぜか。
君を放っておけない気がしたんだ。
もしかしたら、君にとっては。
余計なことなのかもしれないけれど……。
ぼくは、そう思いながらも。
君にメールを送っていた。
幸せになれる、と自分を信じられることが。
幸せになるための第一歩なんだ。
だから、君は絶対に大丈夫!
顔も知らない、君のことを想いながら。
ぼくは、自分の気持ちに気付かされていたんだ。
そう。
いつも、ぼくの小説を読んでくれる君が。
どれだけぼくにとって、大切な存在なのかということに。
そして、逆に。
君にも知っておいて欲しいんだ。
うん。
君のことを心配しているヤツが。
確かに、ここに居るということをね……。
『偶然、気付かされた気持ち』
了