41 『一年ぶりの、君からのメール』

随分と迷った末に。

ぼくは、君にメールを送ったんだ。


君の誕生日は、随分過ぎてしまったけれど。

ぼくは、それでも。

君にメールが出せて、ちょっとだけホッとしていた。


あのとき。

君からのメールにカチンと来た、ぼくは。

君に、とても意地悪な返事を返してしまった。


なるほど……。

君からの最後のメールには。

ただ、一言。

そんな言葉が書いてあった。


そして、あれから一年という時間が過ぎた。


ぼくは、君にメールすることもなかったし。

もちろん、君からのメールも届かない。


ぼくがメールを送った、次の日。

君からメールが届いた。



ありがとう!元気ですよ!o(^▽^)o

あなたも元気そうだね!



ぼくは、一年ぶりに届いた君からのメールに。

ゆっくりと返事を書き始める。



意地悪して、ホントごめん。

ずっと、気にしてたんだ……。



たぶん、君からのメールは。

もう届かないと思う。


だけど、ぼくは。

そのほうが良いと思っているんだ。


だって。

ぼくは、本当に君のことが好きだから。

あのときワザと、あんな返事を出したんだから……。


それでも、ぼくは思っていたんだ。

もしも、返事が来たらどうしようって。

そんな、無駄な心配を……。


『一年ぶりの、君からのメール』