3 『君を大切にするために必要なこと』


君といることが、当たり前になって。

そのとき、ぼくは。

君の大切さを、忘れそうになっていたんだ。


君と触れ合うことも、億劫になるほどに。

ぼくは、いろいろなことに追われてしまっていて。

肝心な君の存在を、軽く感じてしまっていたのかもしれないね。


ある日、君は。

ぼくに、選択を切り出した。


それは、君を失うか、刺激ある毎日を取るか、という。

ぼくに取っては、最悪の選択だった。


ぼくは、一瞬。

君を失っても構わないかも、って心が揺らいだ。


だけど、結局そうしなかったのは。

やはり、そのとき。

冷静になれるだけの経験が、既にあったからなんだよね。


君と過ごせる時間は、あとどのくらいあるのか、って考えることもある。

だから、ぼくは。

ずっとずっと、君を大切にするよ。

君は、ぼくの人生に絶対に必要な存在なんだから……。


もちろん。

君が知らないような、刺激ある毎日を。

ぼくは、過ごしながらだけどね。


『君を大切にするために必要なこと』