恋愛小節2007『君を好きになる瞬間』 和泉 ヒロト
1 『アケオメールが来なくても』
2007年が明けたとき。
ぼくは、君からメールが来るのを待っていたんだ。
だけど。
さすがに、そんなに思い通りには行かない訳で。
そりゃそうだよな。
だって。
ぼくだって、君にメール送ってないんだし。
待つよりも、こちらから仕掛けるのが。
ホントは、いつものぼくのやり方。
だけど、君には。
なぜか、いつもみたいには出来ないんだよね。
不思議だけど。
でもね。
君は「明けましておめでとう!」と書いた、ぼくのブログに。
いつものように、すぐに反応してくれて。
新年の挨拶を書き込んでくれた。
うん!
それはそれで、すごく嬉しかったけど。
でもね。
そのくらいで、我慢していたほうが。
きっとぼくは、幸せなんだって。
そんなことを考えてる。
いつもとは違う、弱気なぼくがいる。
それって、ホントは。
それだけ君のことが好きなんだって、証拠なんだけどね。
だから。
ぼくは、また今年も。
微妙な距離感を保ちながら、君を見守って行きたいって思ったんだ。
うん。
今年だけじゃなくって、ずっとね……。
『アケオメールが来なくても』
了