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それからの、俺たちは。

真面目に、結婚式のことを考え始めた。


俺も沙樹子も、普通に披露宴をするのは嫌だった。

だから、結婚式と。

お互いの家族だけでの、ささやかな食事会。

それと、お互いの友人を招いてのパーティーを行う。

そんな結婚式にしたいと。

ふたりで話し合った。


週末に、お互いの休みが合えば。

俺は、沙樹子の実家に居るようになった。

長い時間、電車に揺られながら。

俺は、沙樹子の実家を目指す。


沙樹子の、ご両親との関係は。

まあ、良好だった。

ある春の日に。

俺は、沙樹子のお父さんとお母さんに言った。

「沙樹子さんと、結婚させてください!必ず幸せにしますから!」と。


お父さんは、俺の目を見つめて。

頭を下げながら、こう言った。

「沙樹子を、よろしくお願いします……」と。


俺と沙樹子は、その年のクリスマスに。

結婚式を挙げることを決めた。


ささやかな式とはいえ。

まずは、式場やパーティー会場を決めたり。

教会での式の打合せや、パーティーの打合せ。

いろいろな準備や仕込みで。

俺たちは、バタバタとし始めた。


そして、俺たちは……。