64
次の日。
早めに仕事を切り上げた俺は。
JR品川駅に向かった。
ROLEXの針は、午後7時を指していた。
駅の中央改札を出ると。
正面に、愛美が立っていた。
両手を振りながら、愛美は。
ニッコリと笑う。
愛美は、とても可愛い。
でも。
そんな愛美が東京に来ることを。
なぜか、素直に喜べない俺がいた。
京急に乗り換えて、青物横丁に向かう。
青横の、駅の改札を出たところで。
愛美は、俺の手を取った。
俺たちは、手を繋いで歩く。
横断歩道を渡ってから、第一京浜に出て。
すぐのところに、その店はあった。
そのステーキハウスは、俺のお気に入りで。
一度、愛美に食べさせてやりたかったのだ。
無骨な、山小屋風の店内で。
俺と愛美は。
厚い木の板で作ったテーブルを挟んで、向かい合う。
「ほんまや!めっちゃ旨いやん!」と。
愛美は、子供のようにハシャいでいた。
俺は、そんな愛美をじっと見つめていた。
もし、今。
愛美が、いてくれなかったら。
それはそれで、俺はかなり寂しいだろう。
でも。
愛美が東京に来たとして。
そして、一緒に暮らしたとしても。
麻里恵の、二の舞になるのではないのか?
次の日。
早めに仕事を切り上げた俺は。
JR品川駅に向かった。
ROLEXの針は、午後7時を指していた。
駅の中央改札を出ると。
正面に、愛美が立っていた。
両手を振りながら、愛美は。
ニッコリと笑う。
愛美は、とても可愛い。
でも。
そんな愛美が東京に来ることを。
なぜか、素直に喜べない俺がいた。
京急に乗り換えて、青物横丁に向かう。
青横の、駅の改札を出たところで。
愛美は、俺の手を取った。
俺たちは、手を繋いで歩く。
横断歩道を渡ってから、第一京浜に出て。
すぐのところに、その店はあった。
そのステーキハウスは、俺のお気に入りで。
一度、愛美に食べさせてやりたかったのだ。
無骨な、山小屋風の店内で。
俺と愛美は。
厚い木の板で作ったテーブルを挟んで、向かい合う。
「ほんまや!めっちゃ旨いやん!」と。
愛美は、子供のようにハシャいでいた。
俺は、そんな愛美をじっと見つめていた。
もし、今。
愛美が、いてくれなかったら。
それはそれで、俺はかなり寂しいだろう。
でも。
愛美が東京に来たとして。
そして、一緒に暮らしたとしても。
麻里恵の、二の舞になるのではないのか?