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次の日の夜、8時。

俺は、また。

高田馬場にいた。


今日と同じファミレスで、愛美を待つ。


これじゃ、まるでストーカーだよな……。

俺は、メリットライトに火を着けながら。

苦笑いする。


今夜は、愛美と逢えるのだろうか?

今日も、愛美の仕事は何時に終わるか分からないという。


明日には、愛美は大阪に帰ってしまう。

だから、俺は。

その前に、愛美に逢いたかったのだ。


愛美の顔を見ることで。

俺は、自分の気持ちを確かめたかった。


愛美が、東京に来る。

そうなれば、きっと。

愛美は、俺と一緒に住みたいと言うだろう。


それは、俺が望んでいたはずのことだ。

でも、俺は……。

それは、叶わない夢だと思っていた。


俺は、きっと愛美との距離を。

予防線にしていたのだ。


だからこそ、俺は。

愛美との関係を始めたのかもしれない……。


そんなことを考えていた、そのとき。

俺の携帯が振動を始めた。

愛美だ!


「ひろさん?ごめんなさい!今日も逢えそうにないんやけど……」

愛美の、そんな言葉に。

俺は、ちょっとガッカリしながらも。

実は、ちょっとだけホッとしていた。