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いつの間にか、季節は夏になっていた。


愛美と、俺は。

メールと電話でやりとりしながら。

そして、たまに逢いながら。

それなりに、幸せな関係を続けていた。

愛美は、パソコンの資格試験を取るために。

毎日、かなりハードに勉強に励んでいるようだ。

その試験は、かなりの難関らしく。

普通は、何回も落ちて。

やっと合格出来るものらしい。


その資格を取れば。
愛美は、指導者として。

もっと仕事で活躍出来る、という。


俺に出来ることは。

ただ、愛美を見守ることだけだった。


夏の終わりの、ある日。

愛美が、東京にやって来た。


会社の研修で、数日間東京にいるらしい。

愛美は、数人の会社の人間と高田馬場のホテルに泊まっていた。


何で、高田馬場?

俺は、そう思いながらも。

仕事帰りに、高田馬場まで行ってみた。

そのビジネスホテルは。

ビッグボックスの先にある、小さなホテルだった。


ホテルの近くの喫茶店で。

俺は、愛美を待った。


愛美は、午後8時には仕事が終わる予定だ。

俺は、ROLEXを見る。

針は、8時15分を指していた。

ちなみに。

相変わらず俺は、時計の針を10分進めているのだが。