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12時ちょっと前に。

俺は、三角公園にいた。


ミキを抱いたって。

俺は、当然愛美と逢う。

だって。

それとこれとは、別の話なのだから。


季節は、すっかり春になっていた。

暖かい風と日差しを感じながら。

俺は、ゆっくりと目を閉じる。


まぶたを通して、赤いようなオレンジ色のような色の光を感じながら。

なぜか、俺はリラックスしていた。


あぁ、気持ち良いな……。


俺は、きっと。

ミキを抱いたことで、救われたのだ。


あの瞬間だけだとしても。

ミキは、俺を愛そうとしてくれた。


もし、そうじゃなかったとしても。

俺が、そう感じられるのならば。

それで良いのだから。


「……ひろさん!おはよっ!あれっ?お休み中ですか?」

目を開けると、目の前に愛美がにっこりと笑いながら立っていた。


白いミニスカートに、白いスプリングコートを合わせた愛美は。

とても可愛い。


昨日のような、黒っぽいスーツも似合っていたが。

今日の愛美は、明るくって。

さらに可愛く見えた。


「どこ行こっか?」

そう言いながら、愛美は。

俺の左腕に、自分の腕を絡ませる。


俺は、苦笑いしながら。

空いている右手で、愛美の髪を優しく撫でた。