39
へぇ……。
やっぱり可愛いな、ミキって。
きちんとした標準語で話すミキが。
俺には、可愛く見えた。
見た目は、あまりアテにならないものだ。
実際に話をしてみないと、どんな子かなんて分からない。
それに。
相手の男によっても、きっと態度は違う。
そんなもんだ。
「ミキちゃんってさ、血液型って何型?」
俺はミキに、そんなことを訊く。
そういえば、血液型なんて。
最近、気にすることも無かったよな……。
A型の俺は、B型の女に弱い。
B型女は、軽い感じで付き合うには最高だと思う。
でも。
今までの俺は。
B型女に、本当に振り回されて来た。
俺が、本気になると。
笑いながら、俺の手をすり抜けてどこかへ消えてしまう。
B型女とは、ずっとそんな感じだった。
「えーっ!何型やと思う?」
ミキが、急にくだけ始めていた。
「えーっとね……意外な線で、B型じゃない?」と、俺は言う。
「はーっ!スゴいな、ひろさん……当てられたの初めてや……」
ミキは、感心したように。
何度も頷いていた。
俺は、ただ。
適当なことを言っただけなのに……。
楽しそうにはしゃぐ、ミキを見ると。
俺は、複雑な気分だった。