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ミキは、女の子のメンバーの中では一番年上のようだ。


一次会のとき、参加者はお決まりの自己紹介をした。


そのとき、ミキは。


落ち着いた、大人のオンナの雰囲気を漂わせていた。


と言っても、まだ20代に違いないが。


いずれにしても、ミキは俺より年下という訳だ。



ミキは、黒のレザーのミニスカートに。


白いブラウスを合わせていた。



ヤバい、な。


そのファッションに、俺はすこぶる弱いのだ。



「……あぁ、いい子だよね。愛美ちゃんって」


「そうなの。とってもいい子だよ!」


ミキは、そう言ってにっこりと笑った。



あれっ……。


こうやって話してみると。


ミキがとても幼く見えた。



俺は、素直に愛美をほめるミキ自身が。


とてもいい子だと、気付いていた。



「ミキちゃんも、いい子だよね」


俺は、そう言いながら。


メリットライトに火を点ける。



煙を吐き出して、ミキを見ると。


ミキは、じっと俺を見つめていた。



「……何?俺の後ろに、何か変なものでも見えた?」


俺は、微笑みながらミキの目をじっと見つめる。



「う、ううん。別に……」


ミキは、顔を赤らめて。


恥ずかしそうに、俺から視線を外した。