40 『期限ある命と、それゆえの愛情』
君のことを考えると。
それだけで、ボーっとしちゃって。
いつの間にか、ニヤけてしまう。
こんなはずじゃなかったんだけど。
いつの間にか、ぼくは。
もう、君に夢中。
君の声が好きで。
君の触り心地が好きで。
そのほかにも、たくさん好きなことがあって。
そんな君だから、ぼくは。
ちょっと頭に来ることをしても、君が大好きなんだよね。
今までだって、たくさんの子を知ってるぼくだけど。
たぶん君は、トップを争うくらい居心地がいい存在で。
いや、やっぱり一番かもしれないけど……。
いま、このタイミングで君に出逢えたことが。
ぼくにとっては、最高にラッキーなことだと思うんだ。
君は、絶対にぼくを裏切らない。
そう確信できるから、きっと。
ぼくも君を、盲目的に愛することが出来ると思うんだ。
でも。
君の命は、たぶん。
ぼくよりも、短いと思う。
だから、ぼくは辛くても。
最後まで、君のことを見守っていくよ。
ぼくのところに来てくれて、本当にありがとう!
愛してる!
そう言いながら、ぼくは。
優しく君の毛を撫でる。
それに応えるように、君は。
優しく、ワンッと鳴いた。
『期限ある命と、それゆえの愛情』
了