17 『君の瞳が好き』
見つめ合って話をすると。
ぼくは、いつも君の瞳に吸い込まれそうになる。
それは。
じっと、ぼくの目を見つめる。
君の瞳が、黒目がちのせいなのかな?
それとも……。
ぼくは、君の瞳が好きだ。
優しくて、真っ直ぐで。
ぼくの良いところも、悪いところも。
ちゃんと、見ていてくれるから。
だから、そんな。
君のことが好き。
でもね。
好きだ、っていう理由なんて。
ホントは、後付けで。
テキトーに言うことなんて、いくらでも出来るけど。
理由なんて、なくったって。
ぼくはきっと、君が好き。
どうしても、その訳を言うとしたら。
そりゃあ、さ。
やっぱり、君の瞳が好きだから。
ぼくは、そんな独り言を言いながら。
君への告白の練習をする。
君が、ホントにそんな風に。
ぼくのことを、ちゃんと見ていてくれて。
ぼくの気持ちを、ちゃんと受け入れてくれたら。
今度は、君を。
ずっとずっと、見つめ続けてあげようって。
ぼくは、そう思っているから。
『君の瞳が好き』
了