14 『スイッチオン!』
君が、ぼくの目を見つめる。
ぼくが、君の瞳をじっと見る。
同じようできっと、少し違う。
ぼくと、君の気持ち。
君は、じっとぼくの目を見つめながら。
自分の過去の物語を、語り始めた。
ぼくは、君の瞳をじっと見ながら。
君の言葉に、耳を傾ける。
君のひと言ひと言、そのすべてを。
聞き漏らさないように、と。
そのとき、ぼくの。
心のスイッチが、カチッとオンした。
君は、気づいてくれているのだろうか?
ぼくのスイッチが、オンしてしまったことを。
ぼくは。
君の支えになりたいって思った。
たとえ、叶わなくても。
ぼくの気持ちが、届かなくても。
君を想う気持ちは、ずっと変わらない。
きっと。
いや、たぶん。
もしかして、気持ちが変わるとしたら。
それは。
君のスイッチが、カチッとオンしたときかもしれないけど、ね。
『スイッチオン』
了