12 『少しずつ、少しずつ』
君っていう存在が。
ぼくの中で、どんどん大きくなって行く。
ちょっと、前までは。
ぼくには、絶対に手の届かない存在だって。
そんな風に諦めていたのが、嘘みたいに。
君からのメールが届くたびに。
ぼくは、嬉しくなる。
ちょっとした、君の言葉が。
ぼくに勇気をくれる。
なかなか逢えないはずの君が。
当たり前のように、ぼくの目の前に姿を現したとき。
ぼくは、とても嬉しくて。
ただ、君の姿に見とれてしまう。
ぼくは、君のために小説を書く。
そして。
ぼくと君だけの秘密が、増えて行くとき。
ぼくと君との関係も。
きっと、良い方法に進んで行くと思うんだ。
そう。
こんな風に……。
『少しずつ、少しずつ』
了