9 『君からのメールが届く』
ケータイに、メールが届くたびに。
ぼくは、ドキッとする。
こんな気持ちになったのは、いつ以来のことだろう?
そんなことを、言いながらも。
今日、君からのメールに気づいたのは。
届いてから、3時間も経ったあとだったんだけどね。
ゴメン!w
今日のメールには。
sub : 紹介文ありがとうございます!
あこがれなんて、とんでもない!
あたしこそ、あこがれています。
なんてことが、書いてあった。
ぼくは、そんなメールを何度も読み返しながら。
最近毎日届く、君からのメールを。
とても、嬉しく感じていたんだ。
君に出逢った、あの日から。
君から、毎日メールが届く。
そのことだけでも。
ぼくは、本当に幸せを感じていた。
ぼくだって、君と同じで。
決して、強くなんかない。
自分に自信なんてないし、勇気もない。
でも……。
一緒に向かい合える君は。
ぼくにとって、本当に大切な存在なんだよ。
だから。
君に逢えて、本当に良かったって。
そんな風に君のことを思える、こんな夜だから。
ぼくは、君の紹介文のカテゴリーを。
あこがれのひと、から。
大切なひと、に変えたんだ。
君に、今のぼくの素直な気持ちを、知っておいて欲しいから。
『君からのメールが届く』
了