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1年生の時に作った映画は。


8mm(フィルム)の、自主制作映画だった。



題名は『女子大生の更衣室』という。


いかがわしい題名だが、内容もいかがわしかった。



前半、後半を別の女性監督が撮った。


ふたりの女子大生が主役で。


男運が悪い女の子が、最終的には幸せになる話と。


魔性の女が、関わる男たちを不幸に陥れる話。


このふたつの、オムニバスだった。



俺の役は、前半では主人公の女の子の処女を奪って。


冷たく捨てる役だ。


セリフは、こんな感じだった。



タバコを吸いながら……


「初めてじゃなかったんだろ?……カマトトぶらなくても良いよ……」


みたいな。



後半では、魔性の女に、SMプレイ中に責め殺される役だった。



縛られて、転がされ。


蝋燭で責められる途中に、窒息死する。



なぜか、良く分からないまま。


俺は現場に連れて来られて、台本を渡された。



後半部分の監督が、真希だった。


前半では、助監督をしていた真希を。


いつの間にか、俺は。


目で追っていた。



真希のことは、もちろん知っていたが。


その現場から、俺と真希は。


仲良くなったのだ。