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「なんだよ、恭子。俺と一緒に寝たいの?」


掛け布団から半分顔を出した恭子が、恥ずかしそうに頷いた。


まったく、しょうがないな……。


俺は苦笑いしながら、恭子のそばに行く。



布団に入った俺は、天井をボーっと見ていた。



でも。


まずい、な……。


また恭子と、ふたりきりだ……。


このままだと、俺は。


また恭子を、抱いてしまいそうだ。



そんなことを考えていた、そのとき。


恭子が突然、俺の手を握ってきた。



「わぁ……、先輩の手って温かいね」


恭子は、そう言って微笑む。



かわいいとこ、あるな……。


今の恭子は、普段の恭子とは違っていた。


みんなに見せる顔と。


俺だけに見せる顔は。


こんなにも違うのだ。


俺には、そのことがとても嬉しかった。



「ねぇ、先輩……?」


恭子の言葉に、俺は右側を向く。



そのとき。


恭子の熱い視線が。


俺の視線に、絡まった。



「……恭子、ね。恭子、先輩のことが大好きだよ……」


恭子のそんな言葉に、俺の胸は一瞬痛む。


しかし……。



「……俺に彼女いるの、知ってるだろ?」


俺は、少し冷たい声を出す。



「大阪の彼女?それとも、エミさんのこと?」



えっ?


俺は、恭子の言葉に動揺していた。