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俺と瞳は、ベイブリッジの明かりを見つめていた。


俺は、瞳を引き寄せ優しく唇を奪う。


この女は、寂しがっている。


そしてそんな女は、この世に腐るほどいるのだ。


俺は、そんな幸福を神に感謝した。


つまり当分は、俺は飽きることはない、ということだ。


寂しくて、という言葉とともに、人肌の温かさを求める女のいかに多いことか…。



俺は、そんなことを考えながら、夜の横浜の街にポルシェを走らせる。


瞳は、相変わらず無口で窓の外に流れる夜景を見ていた。


この女に何があったのだろう…?


興味がないといえば、さすがに嘘になる。


30分後。


俺たちは、新横浜の駅近くのホテルに入った。


俺は、もう一度瞳をまじまじと見る。


やはりイイ女だ。


整った顔に、素晴らしいスタイル。


いったい、何に不自由があるというのだろう?


いったい、何が寂しいというのだろう?


しかし、往々にして自分自身には解決できない悩みがあるものだ。


きっと瞳も、そうに違いない。



部屋に入った俺は、乱暴に瞳を引き寄せ強く抱きしめる。


瞳の口から、甘い吐息が漏れ始めた。


ベッドに瞳を寝かせて、優しく髪をなでる。


そのとき、瞳の大きな目から、涙が溢れ出した。


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俺は、このところ泣いている女ばかりを抱いている気がした。


確かに、その通りかもしれない。


それは俺が、ちゃんとした恋愛をしていないということだ。


でも、それはそれでいい。


俺はいま、愛なんて欲しくなかったのだから。


ずっと続く愛なんて、幻だ。


それならば、愛さないほうが幸せなのだ。


俺は、そんなことを考えながら、瞳を一枚ずつ脱がせていった。


「お願い。見ないで…。お願いだから…」と、瞳が懇願する。


そのとき俺は、瞳の腹部に大きなキズを見た。


そんなに時間は経ってはいないだろう。


大きな手術の痕だった。


瞳は、小さな声で語り始める。


「もうこれでお仕事はできない。せっかくちゃんとしたお仕事ができるようになったのに…」


俺は、優しく瞳を抱きしめた。


そうするしかなかった。


俺は、瞳に同情していた。


しかしそうしたからといって、何も良いことはないのだ。


俺は、瞳のキズ痕に唇を這わせた。


瞳はそのとき、はじめて大きな声を上げた…。


ベッドの中で、瞳は激しく燃えた。


俺は、その激しさに恐怖した。


やはり女は怖い…。


俺は、上に乗る瞳を見上げながらため息をついていた。