崖っぷちの政権運営の麻生政権の中、与党・野党からも首相退陣風が吹いているようだ。


自民党内も内閣改造論、民主党は麻生首相への問責決議案(※1)の参院提出時期を探り始めている。


2009年度予算案が成立した後の現政権の存在価値を問われると若干疑問はあるが、

今、麻生さんが退陣したとして、それを受け継ぐまでの政治空転はそれこそ傷手ではないのか。


中川元財務金融担当相の事件でまったく報道が消されてしまった、先日の日露首脳会談での北方領土問題の解決進展、ヒラリー米国務長官との会談でのオバマ政権発足後外国首脳として初のホワイトハウスへの招待など新聞の一面を飾ってもいいほどの実績があるなか、現時点での首相交代、政権交代は外交面ではマイナスだろうと思う。


本予算が通ってしまうと、麻生さんの公約でもあった2008年度第1次補正予算、第2次補正予算、2009年度本予算を使っての景気対策(3段ロケット)の結果を待つことになる。


個人的にだが、次の新政策はオバマ氏が掲げる「グリーンニューディール」(※2)の政策をすることが一番いいと思う。


だが、自民党案も民主党案も環境についての政策はあるがまだまだ弱い。

民主党が先日の党大会で環境のニューディールを掲げたが、そのあたりから自民党も案を盗んだようにも

思える予算が組まれた。これはいい歩み寄りだと評価する。


ニューディールという言葉が示すように、結局新たな利権構造を作らないと新たなディールは組めないのである。

化石燃料に頼っている日本経済が自国のエネルギー源で回すことは大きな意味を持つ。

オバマ政権がこの政策に力を入れることで日本も追随しやすいはずだ。


環境推進技術を国がサポートし、自国エネルギーを使って、それを外国へ輸出する。

まさに自給自足。


ここに環境問題と現在の雇用問題・経済危機を打破するアイデアが眠っているように思えてならない。


民主党は昨日20日、連立政権の樹立を念頭に民主、社民、国民新の野党3党で

共通のマニフェスト(政権公約)の柱をまとめる考えで一致した。


このマニフェストに対し、与党がどういう案で対抗するかがとても興味がある。


麻生首相はこれからは5月にロシアのプーチン首相との会談や、7月にイタリアで行われる主要国首脳会談が

控えている。その前に退陣を、という声もあるが、ここは踏ん張って、外交での成功をしていただきたい。


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※1 問責決議


国の議会において、政治任用職にある者(総理大臣・国務大臣・閣僚など)、または議会役員(議長・委員長)の

責任を問うことを内容として行われる決議。不信任案に近い決議。



※2 グリーンニューディール政策


環境分野区に集中的に投資し、新たな需要や雇用を生むことで、景気の浮揚をはかる米オバマ政権の政策を指す。大恐慌時にフランクリン・ルーズベルト大統領が大型の公共事業を相次いで打ち出したニューディール政策になぞらえた。


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