夏の計画停電に向けて俄に脚光を浴びるシエスタ。
シエスタ、つまり生活習慣として社会的に認められている昼寝を含む長時間の昼休憩(13:00~16:00が目安)のことだが、全くの賛成。オフィスの電気を消し、数時間の昼寝。節電と睡眠の両立。被災地の方には申し訳ないが、素晴らしいことだ。
新党「横になれ日本」はシエスタを推進します。
シエスタとは
典型的なライフスタイル
伝統的なスペインの昼食の時間は日本よりも遅い。しっかりした食事を摂った後に午睡となる。昼下がりの時間帯がシエスタ時間である。この時間帯(午後3時頃)は商店、企業、官公庁などの多くが休業時間となっており、しばしば事情を知らない外国人旅行者が戸惑うことになる。オフィスワークの場合、シエスタの後は再び仕事に戻る。昼食と同様、夕食も日本よりも遅く、したがって就寝時刻も遅い。しかし、朝は早い。つまり、シエスタをするからといって睡眠過多にはならない。トータルの睡眠時間は、シエスタなしのライフスタイルと大差ない。
シエスタの効用
一般的に人間のサーカディアンリズムは、午前中は上昇、正午頃をピークにして午後2~3時ごろにかけて活性が低下する。午後4時すぎに再び上昇に転じて数時間活性化した後、就寝時間に向けて再び低下、就寝中の深夜2~3時に最低となる(健康的な朝型生活の人の場合)。心身の活性が低い午後の2~3時を睡眠時間にあてることは合理的な行動である。この時間帯は交通事故が起こる頻度も上昇する。
日差しを避ける
スペイン人は伝統的には日差しを憎む傾向がある。ドイツ人や北欧諸国の人々のように太陽に強く憧れる傾向は極めて薄い。これはシエスタ習慣(昼下がりの睡眠が日没後の活動時間を延長させる)との関連性が指摘されうる民族性である。スペインでは日差しを回避するために、以下に述べるような独自の習慣がある。
屋外競技の観客席は、試合中終始日陰になっている席(ソンブラ)が最も高く、試合途中から日陰になる席が次に高く(ソル イ ソンブラ)、試合中、終始日向の席(ソル)が最も安い(このような席料の違いは、昼間に開かれる闘牛でよく見られる)。このように日差しと席料に相関がある。そのため、全ての席が「日陰」となる日没後に収益性が最も高くなることからプロサッカー(リーガ・エスパニョーラ)の場合、日曜日であっても22時からのキックオフとなることがある(スペインは緯度が高いこと、中央ヨーロッパ時間を採用していること、サマータイムを採用していることから夏季は約2時間実際の時刻より早いため、日没の時刻は遅い)。また、選手の方も炎天下での試合は疲労が強くなるため、日没後の試合を望む傾向がある。
日差しが差し込む南向きの店舗は好まれない。日陰となる北向きの店舗の方が賃料が高い。ただし、外国人旅行者(ドイツ人など)はスペインに強い日差しを求めてやってくるため、保養地では南向きの店舗の方が高い。
なんだか夏が楽しみになってきた。
シエスタ、つまり生活習慣として社会的に認められている昼寝を含む長時間の昼休憩(13:00~16:00が目安)のことだが、全くの賛成。オフィスの電気を消し、数時間の昼寝。節電と睡眠の両立。被災地の方には申し訳ないが、素晴らしいことだ。
新党「横になれ日本」はシエスタを推進します。
シエスタとは
典型的なライフスタイル
伝統的なスペインの昼食の時間は日本よりも遅い。しっかりした食事を摂った後に午睡となる。昼下がりの時間帯がシエスタ時間である。この時間帯(午後3時頃)は商店、企業、官公庁などの多くが休業時間となっており、しばしば事情を知らない外国人旅行者が戸惑うことになる。オフィスワークの場合、シエスタの後は再び仕事に戻る。昼食と同様、夕食も日本よりも遅く、したがって就寝時刻も遅い。しかし、朝は早い。つまり、シエスタをするからといって睡眠過多にはならない。トータルの睡眠時間は、シエスタなしのライフスタイルと大差ない。
シエスタの効用
一般的に人間のサーカディアンリズムは、午前中は上昇、正午頃をピークにして午後2~3時ごろにかけて活性が低下する。午後4時すぎに再び上昇に転じて数時間活性化した後、就寝時間に向けて再び低下、就寝中の深夜2~3時に最低となる(健康的な朝型生活の人の場合)。心身の活性が低い午後の2~3時を睡眠時間にあてることは合理的な行動である。この時間帯は交通事故が起こる頻度も上昇する。
日差しを避ける
スペイン人は伝統的には日差しを憎む傾向がある。ドイツ人や北欧諸国の人々のように太陽に強く憧れる傾向は極めて薄い。これはシエスタ習慣(昼下がりの睡眠が日没後の活動時間を延長させる)との関連性が指摘されうる民族性である。スペインでは日差しを回避するために、以下に述べるような独自の習慣がある。
屋外競技の観客席は、試合中終始日陰になっている席(ソンブラ)が最も高く、試合途中から日陰になる席が次に高く(ソル イ ソンブラ)、試合中、終始日向の席(ソル)が最も安い(このような席料の違いは、昼間に開かれる闘牛でよく見られる)。このように日差しと席料に相関がある。そのため、全ての席が「日陰」となる日没後に収益性が最も高くなることからプロサッカー(リーガ・エスパニョーラ)の場合、日曜日であっても22時からのキックオフとなることがある(スペインは緯度が高いこと、中央ヨーロッパ時間を採用していること、サマータイムを採用していることから夏季は約2時間実際の時刻より早いため、日没の時刻は遅い)。また、選手の方も炎天下での試合は疲労が強くなるため、日没後の試合を望む傾向がある。
日差しが差し込む南向きの店舗は好まれない。日陰となる北向きの店舗の方が賃料が高い。ただし、外国人旅行者(ドイツ人など)はスペインに強い日差しを求めてやってくるため、保養地では南向きの店舗の方が高い。
なんだか夏が楽しみになってきた。