軟らかシャフトスキーでツラいことは、まともに打てる試打クラブがないということです。
キャロのカチャカチャヘッドであれば自前シャフトに挿し替えられますが、他メーカーや直挿しヘッドのモノは硬いシャフトばかり。
シャフトが合わなくてヘッドの違いを感じる以前の段階でお断りされます。
自分にとってのベンチマークはプルプルんシャフト。
このシャフトで色々なヘッドを試打することができればいいのに・・・。
アレ、試してみるか。
ALL−FIT
以前からリシャフト屋のサイトで見かけていて知ってはいたのですが、結構お高く、なら純正でいいやとスルーしていました。
いま見直すと取り扱いがなかったのでAmazonでポチりました。
何だか業者の違いで価格に差があり、安すぎるモノは逆に手を出しづらかったので、相応の値段で対応メーカーの一番多かったモノを選択。
商標登録はされてないみたいですね。
公式サイトも存在しないみたいです。
中国製なのでソチラ方面を探せばあるのかも。
カチャカチャ自体に特許があるし、商標とっておおっぴらにやるとメーカーに睨まれるのでアングラ的に流通させているのかも知れません。
試すのは自己責任ですね。
パッケージはこんな感じ。
コレだけですw
説明書も何もなしw
アダプタの要。シャフトに挿す本体部分。
基本的な造形はテーラーのスリーブに酷似しています。
純正品同様アルミ製のようです。
シャフトとの接着部を隠すソケット(フェルール)はゴム製。
またシャフト差し込み穴はアルミ地でしたがネジ山はアルマイト仕上げになっていました・・・大丈夫?
ネットを見るとネジはテーラーメード互換らしく、それ以外のヘッドと組み合わせる場合、この付属のネジを使う必要があります。
たぶんですがテーラーのヘッドはネジ頭が収まる部分の造形がシビアで、なおかつネジ頭自体も小さ目になっているのでテーラーヘッドは純正ネジを流用、他メーカーは添付のネジを使ってくれということなのでしょう。
Amazonレビューでキャロヘッドに純正ネジそのままで付いたみたいなカキコミありますが、試してみたところキャロネジ:ALL−FITスリーブではネジが入りませんでした。
全長44.9mm(ソケット含まず)
シャフト差し込み穴深さ32.4mm
本体:5.4g
ネジ:2.6g
ソケット:0.5g
寸法はメーカーごとに異なるので、純正から抜いたシャフトをそのまま挿すと全長が変わったり、接着するためにシャフト先端の塗装を剥がした部分が露出したり、なんてことがあるみたい。
ただこれは異メーカー間でシャフトを使い回せば起こることですね。
メーカーごとの仕様の違いを吸収するパーツ(以下フィットパーツと呼称)
硬質プラスチックみたいな素材。
これはキャロウェイ。
1.9g
ネジを含まない総重量は7.8g
ちなみに純正は9.1g
プラ部品が少ない分純正より軽め。
テーラーメード
ねじり方向の負荷は本体部品のギアが支えるのでこのパーツにはネジの締め付け負荷しかかかりません。
0.6g
総重量6.0g
純正は5.7g
コチラはプラ部品のぶん純正より重ため。
タイトリスト
ずいぶん華奢な構造。
0.6g
ナイキ
撤退した現在、もはや試打クラブは存在しませんね。
純正スリーブが手に入らなくて、って場合の代替需要でしょうか。
大柄で3.4g
ミズノ
試打クラブ見たことないw
角の丸い歯車みたいな造形なんですが、コレでねじり方向の負荷を支えられるんでしょうか?
0.8g
PXG
試打クラブ見たことないパート2。
接続部は正八面なんですね。
ややテーパー状になっているので食い込ませるように装着するみたいです。
どうでもいいですけどPXGのロゴって車高の低いクルマのリヤウィンドウに貼られてるロゴマークみたいで好きになれません。
1.5g
ピン
2種類入ってたんですが。
ピンのカチャカチャに仕様違いってあるの?と思ったらFw系は異なるようです。
G410からスリーブの仕様が変更されたようです。
こちらもPXG同様テーパー状になっていて微妙な凹凸を食い込ませるように締め付けることで固定します。
Drなどに使われるのが5山、2となっている方が8山でした。
5山がG400シリーズまで、8山がG410シリーズに対応しています。
ミズノ以上に繊細な造形でコレでねじれに耐えられるのか不安が残る。
それぞれ0.5gと0.4g
この他
・コブラ
・ブリヂストン
・ヨネックス
・タイトリストのFW用
が存在するようです。
すべてのフィットパーツがそうですが、純正では一体成型されている部分を別部品化して対応しています。
中には華奢に見えるモノもあって、インパクトの衝撃に耐えられるのか不安になります。
もしかしたらリシャフト屋のサイトから取り扱いがなくなっていたのは破損等のトラブルがあったのでは、なんて勘ぐってしまいます。
(別の製品と勘違いしてました)
ひとまずプルプルんシャフトをコレに変えて自前ヘッドで試してみましょう。