蟻来たりでスミマセン(´ェ`*) -67ページ目

蟻来たりでスミマセン(´ェ`*)

どこにでもありそうな小説を書いています。
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「今日だね」

学校ではみんなそわそわしていた。ポストを開ける。

今日も入っていた。一通の封筒。

「つらい日の後には良い日がきっとくるよ」

いつもの綺麗な字。

誰だろう。

あの雨の日。

濡れながら泣きながら歩いて帰った次の日から封筒はあった。

毎日短いけど慰めてくれた。

誰だろう。

私はある日ポストを見張ることにした。

その日雲は青い空を布団にして昼寝をしているようだった。

爽やかな風が髪を撫でるように吹く。

ポストを見張る瞼をやがて重く閉じた。

しばらくして鳴ったチリンという音。

ポストに仕掛けておいた鈴の音。

「きた!」

すぐに目を開き叫んだ

「待って!」

私の声に振り返ったのは一匹の三毛猫だった。

 

「にゃ~」

猫は頭を撫でると嬉しそうに鳴いた。

「ねぇ」私は猫に問いかける

「君が持ってきたの?」

もちろん猫は答えない。

やがて猫はゆっくり立ち上がり私を見もしないで歩いていく。

 

次の日から二度とその手紙は来なかった。

最後の手紙には一言

「止めておくのが一番いい時計もある」
と書いてあった。

 

 

5/28-30 「誰かからの手紙」

* ゜゚** ゜゚** ゜゚** ゜゚** ゜゚*

 

太陽は灰色の雲とかくれんぼをしていた。

いつ雨が降ってもおかしくなかった。

海くんなんて授業中ずっと外を見ていて何回も先生に叱られてた。

突然周りが暗くなって頭の上を見上げるとそれは大き過ぎた。

飛行船だけが僕の目の中にあったんだ。

 

5/31 「飛行船」