「な、なにしてるの?」
教室に入ると信じられない事になっていた。
女子2人に押さえつけられたサエ子は顔を床に着けられ悲しい眼で私を見ている。
「これ見てみろよ!」
サエ子の彼氏の桜居が私にノートを投げつけた。
目は真っ赤だ。
それはサエ子がいつも持っているノートだった。
「この女は偽物だ」
8/6 「寝言」
**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**
「先帰って」
亜紀は口元を揺らしながら言った。
「え?」
「あたしこれ警察に届けるわ」そう言うとバックを持った。
「重っ」
可奈はそんな亜紀を不思議そうに見た。
「あたしも行くよ?」
「いいよ」
「あ、待ってよ」
亜紀は可奈をおいて歩き出した。
右手に自分の鞄、
左手に黒いバックを重そうに持って。
8/4
**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**
「トイレ寄るね」
歩き始めてすぐ、亜紀は可奈を振り返って言った。
いつも亜紀は汚いから家まで我慢するって言うのに。
「あ、先帰ってもいいから」
「う、うん。待ってる」
バックには何が入ってるんだろう。
でも亜紀は教えてくれなかった。
公園のトイレから亜紀が出てくるまで可奈はずっと考えていた。
8/5
**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**
「先に帰ってよかったのに」
トイレから出てきた亜紀は嫌そうに可奈に言った。
「重そうだね、持とうか?」
可奈が手を伸ばすと
「大丈夫だからっ!」ってバックを触らせようともしない。
そのまま二人は前後に並んで歩いていた。
もう少しで交番が見える距離になった時、亜紀が言った。
「一度家に帰るわ」
8/9 「黒」
**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**