「もしもし」
「・・・あたし」
言われなくてもわかってる。
「やっぱり浮気してるみたいなの」
「そう」
思ったより早い。
私はゆっくり話を聞きながら慰める。
「気のせいかもしれないよ」
「そうよね?」
まだ信じたいんだ。
「じゃあまたね」
電話を切るとすぐに掛かってきた。
「俺」
「うん」
「バレたかな?」
9/19 「親友と恋人と」
「鬼ごっこするから来てよ」ってメッセが入ってた。
他にも知ってるヤツも何人か呼ばれてた。
集合場所は裏山。
「懐かしいな、なんか」
先に来たヤツと話してたらワンボックスカーが目の前に止まり
呼び出したレイカが降りてきた。
「ごめん遅れて」
そしてレイカは笑って言った。
「鬼の人捕まえてきたから」
9/21 「鬼ごっこ」
誰かが私の名前を呼んでいる。
振り返るとレイカだった。
「探したよ~」
ちょっとだけ唇をとがらせている。
黒のタンクトップの男が二人レイカの左右にいた。
「顔貸してくんない?」
私の背中を何か冷たい物が流れた。
嫌だ。
「興味ない」
私が踵を返して歩き出すと
「捕まえな!」
レイカの声が街に響いた。
9/22 「鬼ごっこ2」