主人公の少年オギーはトリーチャーコリンズ症候群という病気が原因で顔が変形しており、幼いながらもみんなと自分は違い、自分は醜いと自覚し、外を歩く時はフルフェイスのヘルメットを被って歩いている。

母親はオギーを小学校に行くよう説得し、父親や姉のサポートもあり、オギーは小学校に入学することを決意する。

オギーは学校の正門でヘルメットを脱ぎ学校へ登校するのだか、私はすでにこの時から映画に感情移入し、オギーを見守る家族の一員となっていた。

オギーの学校生活は上手くいかない。イジメられ家族に当たり、塞ぎ込んでしまう。
その度に家族はオギーを励まし、愛で包み込む。
オギーもそれに応えて学校へ登校し友達を作る。

オギーはそうやって少しずつ強くなっていくのである。

この映画の良いところはオギーだけにスポットライトを当てていないところである。

姉とその友達、またはオギーの友達、彼らの葛藤や憤りも上手く描かれており、観ている側も視点を切り替えることで、登場人物の感情や考えの理解を深めることができる。


「見た目を変えるのではなく、見る目を変える」

オギーの個性を変えるのではなく、見る側の感性を変える。学校の生徒たちも初めはオギーのことを拒絶したが最後にはオギーを認め、拍手を送っていた。

私はオギーのことを可哀想な少年で、自分はこう生まれなくて良かったと思っていた。

しかし可哀想なのはそういう考えを持つ自分なのだ。

オギーのように強くなりたい