朝起きてテレビを付けて聞えてきたのが関西弁。
そこから関西弁のイントネーションが頭から離れず、
通勤の車の中で、
なんでやねん、なんでやねん。
チャウチャウちゃうで、チャウチャウちゃうで。
この言葉たちがグルんグルんしてんのよ。
そこで思い出したのが、
専門学校の時に組んでいたバンドの思い出。
少し、思い出話を書いてみようと思います。
興味のない方は、下の方に少しだけパズドラ書いてますので
飛ばして下さい!
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
これは20歳の時の話。
高校卒業して、一応仙台近郊の専門学校に入学。
高校の時からバンドをしていたので、
是非、仙台でもやりたくて、
楽器屋、ライブハウス、スタジオに行って、
ベース募集のメン募の張り紙をよく探しに行ってました。
しかし、納得のメン募が無くてねー(白目
※メン募→メンバー募集の略語
今は分からないけど、当時は楽器屋の壁とか、
ライブハウス、スタジオの壁とかにメンバー募集専用の
張り紙を貼るスペースがあってソコで探してました。
時間があればアマチュアのライブを見に行って
誰かと仲良くなって、そこから発展してメンバーになったり
ベースを探しているバンドに連絡してもらったりすれば、
出逢えるバンド、メンバーもある程度の水準なんだろうけど、
ただヤリタイ、ただヤリタイ、ヤリたくってしょうがない
18歳の猿みたいな感じだったので、
メン募の連絡先にひらすら電話して
お試しセッションしてもらっては、気に入らず
コチラからお断りするという事を繰り返してました。
今でも覚えている一番驚いた募集は、
男子ベーシスト募集!
やる気ある人連絡ください。
体型、細めの人お願いします!
当時は細かったので、連絡して
一緒にスタジオに入ってみましょうって事になり、
行ってみました。
でも、連絡した時点で変だっただよね。
電話の声が若い女性で、まず来てみて!
の一点張り。
変だなと思いつつ、
辿り着いたスタジオの中にいた人物はぁぁっ!!!!!
次回予告!
ごめんなさい、チョット遊んでみましたw
スタジオの何番か忘れたけど入った部屋の中にいたのが、
制服を着た4人のJKだったのです。
話を聞くと、
女子だけでやりたいんだけど、
女子高生のベーシストが少なく中々見つからず、
見つかったとしても音が弱くて物足りなかったと。
んじゃ、なんで男子で募集したの?と聞くと、
問題は男子じゃなく、細めの体型だったらしく、
ライブの時は女装させればイイんじゃない?
ビジュアル的には問題なくない?
という事でした。
当時は若かったのでしょう。
男としてそのような真似は出来ない、と
即、断りました。
今だったら、喜んで引き受けますがねwww
(変態かw
若いという事は、色々と損しますねw
(まだ言うかw
バンドも決まらず、枕を涙で濡らしていた時に
当時付き合っていた彼女から吉報が。
「同じクラスの友達の彼氏が、メンバー募集中だって!」
「そういう事は、もっと早く言ってくれ。
あやうく女装させられそうになったんだぞ!」
事の経緯を話すと、
「電話の声が女なのに、ホイホイ着いて行くオヌシが悪い。
男として断ったと言っているが、
どうせ、”あわよくば”を期待してたんじゃないの?」
とか言われて、喧嘩になったのを覚えていますw
その”あわよくば”は何を指すのかは割愛しますがw
彼女から紹介されたバンドは、ある程度の形になっていて
ベースの人がOKなら今すぐにでも、
ティーンズミュージッフェスティバル(以下ティーンズ)
の仙台予選に応募したい。
という、結構アグレッシブな感じでした。
コンテスト指向がない自分は一旦は断ろうとしたんだけど、
彼女が”あわよくば”を許してやるから断る事は許しません。
というもんだから、渋々入る事にしたんだけど、
”あわよくば”なんてしてないのに、
どうせ怒られるなら、ほんとにあわよくばしとけばよかったトホホ
※ティーンズミュージックフェスティバル:
YAMAHAの10代を参加資格とした、音楽の祭典。
その時のドラムが大阪出身のやつで、
リアル関西弁を初めて聞いたのも彼でした。
それで、関西弁→当時のバンド
を思い出したのです。
うむ、なつかしい。
ライブハウスのライブや
小さい大学の学祭でライブしたり、
充実の一年でしたが、
いよいよ、リーダーの言っていた、
ティーズの申し込みを行いました。
仙台地区予選、無事通過。
宮城県大会、最優秀賞。
そして次は南東北大会。
ここまでは、特に問題も無く、
楽しい楽しいバンドライフ。
当時、貧乏な自分達は、
常に安い居酒屋でした。
今は無くなったみたいだけど、
仙台のクリスロードや国分町にあった酔虎伝という、
たしか飲み放題¥500で、
食い物が¥290~の激安居酒屋チェーンがありました。
時間制限もゆるく、当時は1時間位のオーバーは見逃してくれて
よく、音楽やバンドの行く末について、熱く語らい、
未来永劫共に突き進む的な話をしていたのを覚えています。
居酒屋言っては、カラオケに行って、
お尻にマラカス挟んでBOOWY歌ったり、
裸で肩組んで長渕歌ってました。
予選と県大会の間にも、
ライブをやっては打ち上げたりして、
気も合う、とても大好きな奴等に出会えた事に
大変感謝してました。
ひとえに、
女装事件があったからこのバンドに入ったようなもの。
女装事件があったから、彼女から無理矢理、
バンドに入れさせられたようなもの。
女装はしてないけどねw
人間、どこでどう繋がるか分かりません。
常々の出会いに感謝とはこの事です。
クドイようだけど女装はしてないよw
ティーンズ東北大会前の最後の練習のあと、
お馴染みの酔虎伝で酔いも進み、
いつものように、
「オレ達は一蓮托生、バンド王になる!」
みたいな話をしたかどうかは忘れたけど、
ドラムの彼から、突然、衝撃の一言を言われた。
「実な、おれな、みんなに黙ってた事があんねん」
その彼が伝えようとする、
あえて、東北大会の前日に伝えようとする彼の言葉とは。
「おれなぁ、 みんなと一緒に・・・、
ティーンズの東北大会に出場できひんねん。」
激熱!
次回予告!
いや、だからゴメンって。遊んでみたかったの。
まー、でもそんなん言われれば、
一同「ええええええええええええ!!」
ま、そうなりますわなw
犯罪者なのか、
実は引越しするのか、
いろいろ頭をよぎる訳ですが、
酔っぱらえば、答えなんて見つかるはずもなく、
しばらく沈黙が続きました。
時間にして1分位の沈黙だったでしょう。
オレにしてみれば30分、1時間位、沈黙が続いた感じがして、
周りの顔を覗き込むことも出来ず、ただただ下を向いて
ドラムの彼が口を開くのを待っていました。
その時の心境は、
早く口を開いてくれ、あえて前日に言う位だから、
とてつもない内容だろう。
こんな時にビール頼んでもいいかな?
緊張で口が渇いてしょうがない。
まさか脱退?
まさか、こっそり掛け持ちでバンドしてて、そっちで
東北大会に出るからお前等とは一緒は無理なんだ。
とか?
ホントに何なんだよー。
でした。
ドラムの彼を信じてあげれない自分がホントに嫌になりました。
そして、この沈黙を打ち破ったのは本人ではなく、
バンドのリーダー。
「何があったか聞かなきゃ分からない。
よかったら話してみてくれないか?」
と言いだし、
間髪入れず人数分のビールを注文してくれた。
そのビールが届くまで沈黙が続いたが、
届いたビールを一口飲んだドラムの彼が、
ようやく口を開いた。
「おれな、実は23歳やねん。
ティーンズやないねん。
ティーンズミュージックフェスティバルっちゅー10代のお祭りの
参加資格があらへんねん。
だからゴメン。みんな、ほんまごめん」
ドラムの彼は、地区大会の時からずっと言わなあかんって
思ってらしいが県大会に選ばれると思ってなくて、
選ばれたら言おうと思っていたと。
いざ、県大会参加バンドに選ばれると、
今度は今の良い状態に水を差す自分の発言が
大変申し訳なく、しかも南東北大会なんて
選ばれる訳ないだろうから今は言わないでおこう。
という事だった。
しかし、なぜか自分の考えとは全てが逆の方向に進み、
南東北大会が目前にせまり、いよいよもって言わざる得ないと
判断したんだけど、それでも中々言いだせず、
大会前日まで来てしまったと。
その気持ち、分かる。よく分かる。
恐らく、他のメンバー全員が、
自分の立場をドラムの彼の立場に置き換えただろう。
そして、またまたリーダーぐっじょぶ。
「恐らく、ココにいるみんなは同じ気持ちだと思う。
1の2の3で全員一緒に思っている事言ってみよう」
この青春映画みたいな照れくさい事を
よくも言ってくれたと今でも感謝している。
「せーの」(1の2の3じゃねーのかよwww
おれ「大丈夫!」
ギター1「関係ねー」
ギター2「なんとかなるでしょ」
リーダー「言わなきゃいいよ」
リーダーの発言が一番どす黒い感じがするけど、
満場一致で強行出場決定。
もし、最優秀賞を獲って全国大会に行く事になったら、
身分証明とか更に厳しくなるだろうから、
辞退しようと。
しかし、それまでのドラムの彼の気持ちを考えると
ずーーーっと苦しかっただろうし、
自分のせいで、出場が取り消しになる可能性がある、
爆発するか、しないか分からない爆弾を心に抱え、
しかも、4つも年下の連中を誤魔化していた。
なんとも辛かった事だろう。
しかし、その告白がバンドの結束を高めた事は言うまでもない。
そして、南東北大会の演奏は、
自分達の中で、過去最高にテンションが上がり、
一番楽しかった演奏だというのを覚えている。
心の爆弾をぶん投げて、
苦しい思いから解放されたドラムプレイは
本当に眩しかった。
緊張からか、いつもより幾分走り気味だったが、
心地よい8ビートからのシャッフルビート。
ワンペダルなのに、ツインペダルと錯覚するほどのバスドラ。
そして張りのあるスネアの音は、
非常に心地よくベースの音を乗せる事が出来た。
常日頃からドラムの彼とは、
ドラムとベースがこのバンドの要。
いいボーカルも、いいギターリストもオレ達次第。
アイツ等うまいし、華があるけど、
オレ達がグラついているとアイツ等が輝かない。
ライブで目立たなくてもイイから、曲の土台はしっかり作ろう。
これが我々リズム隊の根幹となる部分でした。
それが一番、体現出来たのがこの大会だった。
結果は、全国大会には選ばれなかったけど、
その次に偉そうな賞を受賞して、
副賞がポテトチップスがダンボールで2箱とかw
という事で、ティーンズの運営に年齢詐称がバレずに
全てが終わりましたとさ。
ちゃんちゃん!
勿論、打ち上げもやったんだけど、
バンドのメンバー、メンバーの彼女、
そして会場まで自分等を応援しに来てくれたみんなを巻き込んで
お馴染みの酔虎伝へ。
まー全員ティーンズとはいえ、年齢は20歳だからね。
居酒屋にも行きますよ。
やっぱり全員同じ年だから気も合うし、ライブ後だし、
初めましての人も直ぐに打ち解けられました。
1人だけドラム君23歳もいるけど、見た目は俺らより若かった。
だから年上だって気付かなかったのよ。
何となく貫禄はあったけど、まさか年上とはねぇ。
そして、いつもより盛り上がった感じで酔いも進み、
場が滅茶苦茶になりかけた時に、
ドラム君が突然立ち上がり、
「みんな、ほんまに今回はごめんな。
騙すとかやなくて、事実を伝える事で
みんなと演奏出来んくなんるのが怖かったんや。
ほんまにすまへんでした」
その言葉を聞いた瞬間に、酔いのお蔭もあっただろう。
メンバー全員号泣。
全員肩を組み合い、泣きながら抱き合いました。
それまでのドラム君の気持ちを考えると
謝るのはオレ達の方かもしれないのに
苦しませてゴメンなって。
青春とは正にあの時の事。
バンドという一つの事に5人で打ちこみ、
時には喧嘩っぽくもなったけど、
自分達の曲を作り上げる事に熱中した。
そして、各自専門学校卒業を近くに控えての南東北大会。
みんな口には出さなかったけど、
南東北大会が、このメンバーで演奏できる
最後の機会じゃないかなって思っていたと思う。
口に出して話をしたら、具体的に話が進み、
このバンドの終わりが見え始める。
これほど悲しく切ない事は無い。
現実に目を覆い、全員が見て見ぬ振りをしていた。
そんなところが、若くて幼稚なティーンズだったと思う。
しかし、酔った勢いで誰かが口火を切ったのだ。
こういう口火を切るのは常にリーダーだった。
「そろそろ、みんな卒業じゃんね。
卒業すると、ギター君とベース君(オレ)は地元に帰るよね。
一人でもメンバーが変わると、このバンドは違うものになる。
バンドや音楽は好きだから続けていくけど、
ギター君とベース君が抜けたこのバンドは意味が無い。
だからこのバンドを解散しようと思う。
どうだろう、みんな」
こういう時にリーダーが発する言葉は、
いちいち青春映画。
しかしこの言葉を聞いた瞬間、
メンバー全員号泣。
リーダーなんて半分泣きながら喋ってたし。
メンバーの彼女達も全員号泣。
なぜか応援に来てくれた人達の中にも・・・・。
たった1年半という短い期間だったけど、
とても濃いバンド活動が出来た。
解散という切ない形を迎えたけど、
最高のメンバーに恵まれたと思っている。
結果的に最後の打ち上げとなった訳だが、
ドラム君が最後にもう一言だけ言わせてくれと。
もう、ビビんない。誰もビビんない。
そんな楽勝ムードで言ったれ!言ったれ!的な雰囲気で
聞いた言葉が、
「実は、もう一つだけ、隠してた事があんねん」
メンバー一同
「ええええええええええええええええ!!」
そうなるよね。
その手の話題はメンバーにとってある種のトラウマ。
そして静まり返る酔虎伝。
そこで口火を切るのは、
やはり、リーダー。
「もう解散だし、言われて驚く事はもう無いから言ってみ」
「実はな、ウチのツレ(彼女)も年齢、誤魔化してたんやwww」
その彼女、歳も学年も一緒って紹介されたから、
てっきり彼女だけは同じ歳と思っていた。
しかも幼い感じだし、むしろ年下と思っていた位。
自分達より2つ下の18歳でも通用する位。
みんながその彼女を凝視し、
「彼女も23歳かぁぁぁ!このやろうーーーーー!」
ってリーダーがまたもや口火を切ったのね。
そしたら、ドラム君が言ったのね。
「ちゃうねん」
もうみんなその言葉だけでホッとしたよね。
だよねー的な。
やっぱり居酒屋に連れて来る為には未成年って言えないから
やっぱり、彼女さんは18歳だったんだね。
だがしかし、
次の瞬間に言葉が放たれる。
「ちゃうねん、26歳やねん」
どう見ても、18歳。
多く見積もっても2歳年上のような彼女が、
6つ上の26歳とな?
26歳となぁぁぁぁぁぁぁ!
これまで、同じ歳、もしくは年下と思って、
ほっぺに指をプスッて差し込んだり、
子供臭い事言うなよなーって、頭ポンポンしてたんだけど、
カップル揃って僕らは騙されてたようですwww
散々、年下扱いしていたドラム以外のメンバーは、
即、ごめんなさいをして、泡を吹いて、ひっくり返りました。
とさw
めでたし、めでたし。
ちゃんちゃん。
長々とここまでお付き合いしてくれてありがとうございました!
では、おやすみなさい。
しーゆー!