国別対抗戦も、今日のエキシビションで終わりを迎えますね。




開催にはいろんな思いがありましたが、こんな表情を見ると、スケーターの皆さんが演技を披露する場をを持てたこと、仲間と共に闘うという機会を持てたこと、本当によかったなぁと感じられます。



ずっと一人で練習し、試合への出場も数えるほどだった羽生くんにとっては、仲間と過ごす時間も、きっと貴重で嬉しいものだったのだろうなぁ。



2週間後、本当の意味で、大会が開催されてよかったね、と言えるように、最後まで関係者の皆さんが守られるよう祈りたいと思います。



エキシビションは、今夜のテレビ放送で。
今日、こちらの地域は暴風警報が出るほどの悪天候。大荒れの天気です。
ライブビューイングは、諦めて正解だったかも…( ;ᵕ; )



⛸️



ショートプログラムの日。

用事があって、平日の有休を頂いてました。
ところが、予定していたことが延期になって急に時間ができたので、外出先で思い立って、国別のライブ配信のチケットを購入。

出先の駐車場で、公式練習のライブを見ることができました。


完璧な曲かけの後、最後の最後まで時間をたっぷりと使ってイメトレを繰り返す羽生くんの姿を見て、この大会でしっかりと演技を届けたいんだ…という気持ちが伝わってきて、この練習の時間を見ることができて本当によかったなぁ…と感じました。


この日の『LET ME Entertain You』
素晴らしかったですよね( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )
思い出すと、ワクワクした気持ちになって、元気が湧いてきます。




この練習を見た後、せっかくのお休みだからと、前から行きたかった場所へ車を走らせました。


『ハナモモの里』と呼ばれている場所です。
里山の風景の中に、鮮やかなハナモモが美しく映える、とても素敵なところでした。





ナビの案内で、ここに辿り着くまでに、なかなかの山道を走りました。


運転していたので写真は撮れなかったけれど、ところどころ雪が残り、芽を出したばかりの、新緑というにはまだ早いくらいの木々の中の道を走りながら、ふと『謙信公はこんなところで馬を走らせたりしたのかな…』なんて、思ったんです。


イメージ的にはこんな感じ

きっと、冬の間は籠っていて、春は闘いが始まる季節なんだろうな…と、ぼんやりと思いながらのドライブでした。



次の約束場所へ向かう途中、ナビに神社のマークが見えて、なんだかとっても気になったので、少し寄り道してお参りすることに。



住宅街の中、とても綺麗に手入れされた境内のこじんまりした神社でした。





自分の気を整えたくて、辿り着いたご縁に感謝して、ご挨拶してきました。


帰って来て少し調べてみたら、長尾家、上杉家にご縁のある神社と知ってびっくりでした。
なんだか気になったのは、呼んで下さったのかなぁ…。




また近くに行ったら、ご挨拶してこなくては。



⛸️



さて、翌日フリーの日の公式練習は、ラッキーなことに昼休みの時間と重なっていて、昼食もそこそこに、スマホの画面にかじりついてました。


いくつか上手くいかないジャンプもあったけれど、ショートと同じように、最後の最後までイメトレを続ける姿にぐっとくるものがあり、きっと素晴らしい演技を届けてくれる!そう思えました。



そして、シーズン最後の試合の演技。
いつまでもずっとずっと見ていたいと思わせる素晴らしい演技でした(*´ー`*) 




スマホでライブ配信を見ていたときは、やっぱり少しドキドキして、緊張しながら見ていましたが、最後の3Aが決まったときには、思わず大きな声が出てしまいました。
羽生くん自身も納得の、素晴らしい3Aでした。



そして、そのあとの地上波での放送。
結果も分かり、緊張することなく、羽生くんの演技を堪能させてもらおうと、テレビの前に座りました。









羽生くんの演技、本当に素晴らしかった。


氷の上の羽生くんの後ろに、前日に見た山道や里山の風景を感じ、優雅に舞っているようにしなやかな闘いの場面で、刀を振る姿が見えました。


そして終盤。
闘いに挑む気持ちや、苦悩や葛藤が、音楽と共に迫ってくるような、そんな感覚になりました。


最後のこの表情。
自分の演技を全て天に捧げるような、神聖な感覚を覚えました。




報道ステーションの修造さんインタビューで、このときの気持ちを聞かれて…

最後の最後に、天を見上げたときに、自分の気持ちとか、想いが全て、ちゃんと天まで昇り届けられるように、いい演技したいなって思いました。

自分自身でいられたと思いますし、謙信公に、少しでも力を借りれたんじゃないかなという風に、感謝したいと思います。



滑り終わったあとのこの表情を見ると、羽生くんが表現したかったこと、伝えたかったことは、届けられたなと思えたのかな。





去年のワールドが中止になってからの長かった日々



ずっと一人で、自分と、スケートと向き合ってきた過酷な状況の中でのシーズン



世界選手権を終えて、隔離生活からそのまま会場入りした今回の大会



そんな中で見せてくれた、思いのこもった演技に、心から、ありがとうと伝えたいです。




そして、あの会場で滑り切れた、というよい記憶を上書きできたことも、本当によかった。

あの時の私の感情も、上書きしてもらえました。




フリーを終えての記事。

読んでいて嬉しい内容のものが多くありました。



https://hochi.news/amp/articles/20210416-OHT1T51037.html?__twitter_impression=true



(一部抜粋)
 意地とプライドをかけた羽生の一本だった。最後の3回転半ジャンプ(トリプルアクセル)の軌道に入ると心で叫んだ。「絶対に決めてやるんだ。4回転半への道を示すんだ」。高さも軸の細さも申し分ない。出来栄え点(GOE)で3・04点を引き出した。悪いイメージを振り払うと、演技後に天を見上げほほ笑んだ。

(中略)

この日のアクセルジャンプは、羽生の来季への道を照らす光となった。



まさか、この次の日に、4Aにトライする姿を見せてもらえるとは思っていませんでした。



4Aを組み込んだ『天と地と』の完成形。
羽生くんの最終目標が達成できる日。
きっと、あともう少しですね。


羽生くんが、怪我なくその日を迎えられること、祈っています。


大会前に『誰かの光になれるように』
そう言ってくれた羽生くん。
この大会でも、羽生くんの演技はたくさんの光を届けてくれました。


ねこまさむねくんの言葉を、お借りしますね。


羽生くんにも、たくさんの光が届いているといいな…。



⛸️



公式練習のライブ配信でとても印象に残った羽生くんの姿。


練習を終えて氷を出る時。
製氷の方々一人一人に、挨拶していくんです。


これが羽生くんなんだな…( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )

羽生くんには特別なことではなく、当たり前のことなのかもしれないけれど、いつも、まわりのひとつひとつのことに感謝の気持ちや、優しさを持っているからこそ、自然に出てくる姿なんだなぁと、あらためてなんて素敵な人なんだろうと、感動させてもらった場面でした。





羽生くんの写真は
よりお借りしました。




フリーの感想を綴ろうと思ったら、予想以上に長くなってしまいました。
最後までお付き合い下さり、ありがとうございました。